アゼルバイジャン当局は6月30日、ロシアの通信社スプートニクのジャーナリスト2人を逮捕した。アゼルバイジャンは旧ソ連構成国だが、ロシア中部エカテリンブルクでロシアの警察が数日前に殺人などの未解決事件を捜査した際にアゼルバイジャン人2人が死亡し、6人が逮捕されたことで両国関係は緊迫化している。
アゼルバイジャンの内務省は、首都バクーにあるスプートニクの支局への捜査に着手し、30日に事務所を家宅捜索したと発表した。
ロシア通信(RIA)は、スプートニクの支局の編集委員長と編集長の2人が拘束されたと伝えた。内務省は、手錠をかけられた2人の男性が警察車両に乗り込む動画を公開した。また、ロシアメディアのラプトリーは、スプートニクの支局で警察の行動を撮影しようとしたラプトリーの編集者1人が拘束されたと発表した。
バクーの警察は、スプートニクを違法な資金提供の容疑で捜査すると発表した。
アゼルバイジャン当局は、ロシアの警察が「民族的理由」による超法規的な殺害をしたと非難しているのに対し、ロシア当局は否定している。ロシアは30日、アゼルバイジャンの「非友好的な行動」と、同国で働くロシア人ジャーナリストの「違法な拘束」に抗議するとして駐ロシアのアゼルバイジャン大使を召喚した。
[ロイター]

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