イラク石油省は5日、北部のクルド地域からの石油密輸が続いていることについて、クルド自治政府(KRG)に法的責任があると主張し、あらゆる法的措置を講じる権利を留保すると表明した。
イラクはこれまで石油輸出国機構(OPEC)との合意水準を上回る石油を生産しており、過剰分を相殺するために減産するようOPECから圧力を受けている。
イラク連邦裁判所は2022年、クルド自治政府が定めた自治区の石油産業を管理する石油・ガス法が違憲であると判断し、クルド当局に対し、原油供給をイラク連邦政府に引き渡すよう求めた。石油省はクルド自治政府が従わなかったことにより、原油輸出と政府の歳入が打撃を受けたと指摘した。そのため、政府はOPECの割り当て量を順守するために、管理下の油田の生産を削減せざるを得なくなったとしている。
[ロイター]

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます