「親しみやすい顔」は見抜けるのか

研究では、「ビッグファイブ」と呼ばれる性格特性モデルに基づく傾向──協調性、外向性、誠実性など──についても、顔からどれだけ見抜けるかを検証した。ただし、結果は一貫しなかった。

その中で最も安定して識別されたのは「協調性」だった。信頼感や親しみやすさといった要素を含むこの特性は、特に男性の顔からよく見抜かれていた。

一方で、「開放性」と「神経症的傾向(不安の強さなど)」は、ほとんどの場合で誤って判断されていた。また、「外向性」は女性の顔からは比較的正確に認識されたが、男性に関してはそうではなかった。

文化の違いと共通点

今回の研究がこれまでの研究と一線を画すのは、いわゆる「WEIRD」層──西洋(Western)・高学歴(Educated)・産業化された(Industrialized)・裕福(Rich)・民主的(Democratic)な社会に属する人々──だけでなく、非WEIRD層も対象に含めている点だ。

性格が顔に表れるかどうかを検証するために、研究チームは心理学者ニコラス・ホルツマンが開発した「Faceaurus」データベースの合成画像を用いた。この画像は、サイコパシー、ナルシシズム、協調性といった特性のスコアが非常に高い、または低い人物の顔をブレンドして作られたものである。

これらの顔画像はアメリカ人の被験者をもとに作成されたものだったが、それをアメリカとトルコの両方の参加者に提示し、文化を超えて判断が通用するかどうかが検証された。

顔以外にもサイコパスを見抜く方法はある
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