ルーマニアで18日に行われた大統領選の決選投票で、親欧州連合(EU)派で首都ブカレスト市長のニクソル・ダン氏が極右政党ルーマニア人統一同盟のジョルジェ・シミオン氏に勝利することが確実になった。

開票率約98%時点の公式開票結果によると、ダン氏の得票率はおよそ54%、シミオン氏は46%だった。

今回の選挙は昨年11月に実施された大統領選で、泡沫と目されていた極右の親ロシア派候補ジョルジェスク氏が予想外の首位に立った後、ルーマニア情報機関がロシアによる選挙介入の疑いを指摘し、憲法裁判所が無効宣言したためやり直しになったもの。

4日の第1回投票では、トランプ米大統領にならって自国第一主義を掲げ、ジョルジェスク氏の「後継者」と自認するシミオン氏が1位を獲得。ただ決選投票に向けた選挙戦の終盤でダン氏が猛烈な巻き返しを見せて形勢逆転につなげた。

EU懐疑派でウクライナ支援打ち切りを唱えてきたシミオン氏は敗北を認めず、自身が勝者だと主張している。

これに対してダン氏は選挙戦で、汚職との対決やウクライナ支援継続、EU加盟国としての足場をしっかりと維持することなどを訴えてきた。



[ロイター]
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