米外交問題評議会(CFR)の南アジア専門家マンジャリ・チャタジー・ミラーは、軍事予算や能力でインドがパキスタンを「圧倒している」としつつも、「重要なのは戦争となった場合、どちらの軍にも相手に甚大な被害を与える能力があるという点だ」と指摘する。

米セーラム州立大学のカニシュカン・ササシヴァム教授も「人口やGDPほどの差はない」とし、1971年の第3次印パ戦争で敗戦以降、パキスタンは「インドと同程度の軍事力を維持することに努めてきた」と述べている。

「パキスタンの陸軍は人員と主要装備でインドの約6割だが、インドは中国との国境にも兵を配置しているのに対し、パキスタン軍はほぼ全てを対インドに割いているため、国境沿いでは互角の戦力を展開できる」と語った。

「インドは世論とメディアからの圧力で「断固たる対応」を迫られており、選択肢は限られている」とミラーは言う。「今回のように火種が明らかで、両国の指導者が強硬な態度を示し、本来パキスタンを宥めるべきアメリカとパキスタンの関係も悪化しているとなると、緊張緩和が非常に困難になる」と懸念を示す。

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インド軍が押し込めばパキスタンは
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