これまでのところ、トランプ政権の仲介で合意された部分停戦は2つ。一つはエネルギー施設への攻撃停止、もう一つは黒海での停戦だ。小さな一歩ではあるが、正しい方向に向かう重要な前進と見なされている。

だがその最中にスーミへの攻撃のようなことをすれば、和平への希望を完全に打ち砕くおそれもある。占領地域の承認問題やウクライナの安全の保証問題をめぐり、和平交渉はただでさえ大きな壁にぶつかっているのだ。

ウクライナ当局によれば、13日の朝にはロシア軍の弾道ミサイル2発がスーミの中心部を直撃し、キリスト教のパームサンデー(枝の主日)を祝うために集まっていた市民を襲った。少なくとも34人が死亡し117人が負傷したという。

ゼレンスキーはソーシャルメディア上に声明を出し、「こんなことが出来るのは汚ならしいゴミ共だけだ。一般市民の命を奪うなんて」と非難した。彼はまた、1発目のミサイルはスーミ市内の大学施設を直撃し、2発目のミサイルは市街地の上空で爆発したとつけ加えた。

ロシア国営タス通信によれば、ロシア国防省はスーミへの攻撃について、ウクライナ軍司令官らの会合を狙って「イスカンデルM」ミサイル2発を発射したと明らかにした。この攻撃に先立ち11日には、スティーブ・ウィトコフ米特使がサンクトペテルブルクでプーチンと会談し、戦争の終結について協議した2日後のことだ。

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