防空システムの失態に、「自滅を待てばいい」と皮肉も

国営メディアのRTは、ウクライナがモスクワを攻撃するのに「ヘリコプター型ドローン」を使用したと主張。10日、X(旧ツイッター)に「ウクライナ側がモスクワ州への夜間攻撃の試みにおいて初めてヘリコプター型ドローンを使用した。これらの低空飛行UAV(無人航空機)は検知されにくいものの航続距離はより短い」と投稿した。

ロシアのテレグラムチャンネル「マッシュ」も、ウクライナの民間防衛企業Ramzaが開発した「ヘリコプター型」の攻撃用ドローンRZ-500が今回の戦争で初めて使用された可能性があると示唆した。

ウクライナで軍事関連情報を発信している「ディフェンス・エクスプレス」によれば、回転翼式のこのドローンはミサイル兵器を搭載・発射することができるという。

親ウクライナ派のアカウントやOSINT(オープンソース・インテリジェンス)のアカウントなどその他のアカウントは、攻撃されたのは実際にはロシア軍のヘリコプターだったと主張している。

本誌は映像に映っている物体について独自に検証を行うことができなかった。

エストニアを拠点とするブロガーの「WarTranslated」はXにこう投稿した。「昨夜モスクワ上空をヘリコプターが飛行した。だがロシア人は恐怖のあまり、自国の航空機を撃ち落としてしまった。防空システムがこれなら敵にはならない。自滅を待てばいいのでは?」

ロシアもウクライナもこの夜間攻撃について、まだ公式にはコメントしていない。

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