28日にミャンマーを襲ったマグニチュード(M)7.7の大規模地震による死者が1644人に達したと、軍事政権が29日に報じた。捜索活動が本格化する中、海外からの援助も届き始めた。

死傷者は前日の発表から大幅に増加した。

また、隣国タイでも少なくとも9人が死亡し、首都バンコクでは建設中の高層ビルが倒壊、がれきの下敷きになるなどで47人が行方不明となっている。

ミャンマー軍事政権は国営メディアを通じた声明で「道路、橋、建物などのインフラが被害を受け、民間人に死傷者が出ている。現在、被災地では捜索・救助活動が行われている」と発表した。

ミンアウンフライン総司令官は前日、あらゆる国から援助や寄付を受け入れるとして支援を呼びかけていた。

米地質調査所(USGS)の予想では、ミャンマーの死者数は1万人を超え、損害は国内総生産(GDP)を上回る可能性があると推定した。被害の多くは震源地に近いミャンマー第2の都市マンダレーで確認されている。

中国大使館は、援助隊37人がこの日早朝、ミャンマーの旧首都ヤンゴンに入ったとフェイスブックに投稿した。医薬品や生命反応を検知する機器を持ち込んだという。

ロシア、インド、マレーシア、シンガポールも救援隊と物資を航空便で運んでいる。韓国は国際機関を通じてミャンマーに200万ドルの人道支援を提供すると発表した。

ミャンマーと緊張関係にある米国もトランプ大統領が28日、ミャンマー政府関係者と話したと明かし、何らかの支援を提供すると述べた。

一方、震源地から約1000キロ離れたバンコクでは、倒壊した33階建てのビルのがれき下に閉じ込められた作業員30人の捜索活動が活発化。少なくとも15人にまだ生存の兆候が見られ、当局は掘削機、ドローン、捜索救助犬を使って救助に当たっている。

[ロイター]
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