<トランプが武器支援を停止するというなら、この先4年分の武器を直接購入すればいい。トランプ政権の暴走に待ったをかける「強力な手段」とは?>

ヨーロッパは今、深い無力感と、明らかなパニック感に覆われている。

ウクライナ戦争に関連して、ドナルド・トランプ米大統領率いるアメリカが急激な方向転換を図っていること、ヨーロッパとの「離婚」に向けて突き進んでいること、そしてロシアの主張を全面的に受け入れていることに、ヨーロッパのリーダーたちは大きな衝撃を受けているようなのだ。

このままでは、ウクライナだけでなく、ヨーロッパの存続も危うくなりかねない。次の戦争(それが勃発する可能性は着々と高まっている)は、アメリカの助けなしで戦わなければならない──。

2月28日にホワイトハウスで開かれた首脳会談で、トランプがウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を公然と叱りつけた上に、対ウクライナ軍事支援を停止すると発表したことを見て、ヨーロッパでは、ロシアとの戦いは敗北に終わるという焦燥感が高まっている。

だが、こうした事態を受けてヨーロッパ諸国がやってきたことは、彼らが最も得意なこと、つまり会議だった。

アメリカを交えたミュンヘン安全保障会議が不調に終わると、ヨーロッパの首脳たちはパリで緊急会合を開き、キア・スターマー英首相とエマニュエル・マクロン仏大統領はワシントンを訪問してトランプと会談し、さらにロンドンでも緊急首脳会合を開いた。

さらにEUも特別首脳会議を開き、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、EUとアメリカの首脳会合を開くべきだと主張した。しかし、これだけ多くの会合が重ねられても、これといった戦略は浮上していない。

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トランプ政権の暴走に待ったをかける「強力な手段」がある
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