鼎泰豐がいつどこに出店するかは、経営陣の判断次第。台湾政府が民間企業の拡大戦略に口を出すことはないが、小籠包のソフトパワーが台湾外交の強みとなることは政府関係者も認識している。
私は昨夏、首都ワシントンで台湾の駐米代表(駐米大使に相当)である俞大㵢(ユィ・ターレイ)にインタビューした。取材を終えて、自分はこれから鼎泰豐の新しい店に行くためにニューヨークに向かうと話すと、彼はにっこり笑ってこう明かした。
「アメリカの政治家と話すと、決まって頼まれるんだ。特に台湾に行ったことがある人には強くせがまれる。『ワシントンにも出店するよう鼎泰豐に話をつけてくれ』とね」すぐに私は「ぜひお願いします!」と言っていた。
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。
鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます