鼎泰豐がいつどこに出店するかは、経営陣の判断次第。台湾政府が民間企業の拡大戦略に口を出すことはないが、小籠包のソフトパワーが台湾外交の強みとなることは政府関係者も認識している。

私は昨夏、首都ワシントンで台湾の駐米代表(駐米大使に相当)である俞大㵢(ユィ・ターレイ)にインタビューした。取材を終えて、自分はこれから鼎泰豐の新しい店に行くためにニューヨークに向かうと話すと、彼はにっこり笑ってこう明かした。

「アメリカの政治家と話すと、決まって頼まれるんだ。特に台湾に行ったことがある人には強くせがまれる。『ワシントンにも出店するよう鼎泰豐に話をつけてくれ』とね」

すぐに私は「ぜひお願いします!」と言っていた。

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