<米加関係は1日にして報復が報復を呼ぶ貿易戦争の様相に。最大かつ安定した原油輸入先を敵に回してまで欲しいのはやはり「51番目の州」なのか>

カナダ・オンタリオ州のダグ・フォード首相は3月3日、アメリカのドナルド・トランプ大統領がカナダ製品に25%の関税をかければ、「にっこり笑って」エネルギーの対米輸出を停止すると述べた。

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トランプは同日、カナダ、メキシコ、中国に対する関税を3月4日に発動すると発表した。

トランプの関税措置に対しカナダと中国は即座に報復を誓い、世界的な貿易戦争への火蓋が切られた。

米国は、カナダ製品に25%の関税を課したが、エネルギー製品は別枠とし、関税を10%とした。また、メキシコからの輸入品に25%、中国製品には、現在の追加関税10%の上にさらに10%を上乗せする。

米国エネルギー情報局(EIA)の数字によると、年によって多少の変動はあるが、カナダはアメリカにとって基本的に最大の原油輸入先であり、2019年にアメリカが輸入した原油の59%がカナダ産だった。カナダからのエネルギー輸出が止まればアメリカのインフレがさらに悪化する可能性が高く、トランプ政権に反撃する強力な武器になる。

オンタリオ進歩保守党を率いるフォードは、3月3日にトロントで開催された鉱業コンベンションで講演した際に、トランプ政権を直接名指しした。

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