専門家たちの見解は?

惑星協会(The Planetary Society)の主任科学者ブルース・ベッツは、フランス通信社(AFP)に対し、「2024 YR4は都市を壊滅させる可能性がある」と警告。

「もしこの小惑星がパリ、ロンドン、ニューヨークの上空で爆発すれば、その都市全体と周辺地域が壊滅する」と述べている。

欧州宇宙機関(ESA)は、2024 YR4の地球衝突確率を2.4%と推定し、次のように声明を発表した。

「このサイズの小惑星が地球に衝突するのは数千年に一度の頻度であり、衝突した場合、その地域に深刻な被害をもたらす可能性がある。」

現在、2024 YR4は地球から離れて移動中であり、科学者たちはこの小惑星を4月まで監視する。その後、2028年6月に再び地球の近くに戻る際に、さらなる観測が行われる予定だ。

NASAの専門家たちは、この小惑星の軌道をより正確に把握することで、衝突確率が下がる可能性が高いと見ている。

「この小惑星が地球に衝突しない可能性は非常に高い。今後数ヶ月から数年の間に、衝突確率が最終的にゼロになる可能性がある」と、ブルース・ベッツ氏はAFPに語った。

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