最近のガーフィールドが薄っぺらい男になったと言っているわけではない。だが年齢を重ねるなか、世間を魅惑するすべを心得た大物スター流のやり方で、外見と性的魅力を武器にすることを、ついに習得しているのは明らかだ。
実際、最近の映画業界には、新種のいい男系俳優が続々登場している。彼らは、ルックスと才能の二分法に少しもとらわれていないようだ。
昨年、大ブレイクしたグレン・パウエル(Glen Powell)は悪びれることなく、上半身裸やぬれたTシャツ姿のグラビア、裸にタオルだけのセルフィーを披露している。ドラマ『ブリジャートン家(Bridgerton)』や『フェロー・トラベラーズ(Fellow Travelers)』で、セクシーな演技を見せたジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)も同様だ。【関連記事】「次世代のトム・クルーズ」と話題のグレン・パウエル、大スターの教訓は「難しそうに演じろ」?
この2人は名声を獲得した当初から、注目を引き付け続けるために容姿を活用している。一方、ガーフィールドの場合は同じ地点にたどり着くのに、うんざりするほど長い年月がかかった。
ムーアの受賞スピーチと裏腹に、本物の俳優と認められることと魅力的なスターであることは別問題だ。アカデミー賞主演男優賞に既に2度ノミネートされているガーフィールドが、前者であるのは証明済み。今の彼は断固として、堂々と、恥じることなく後者になろうとしているらしい。
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