下水の問題か、船からの漂着物か、違法廃棄物か...

しかし、ニューサウスウェールズ州環境保護局が2024年12月に調査を打ち切ったため、これらの球の正確な起源は特定されず、地元の科学者たちは懸念を抱いていた。州環境保護局は1月第3週の声明で、「東部の郊外で回収された球を検査したが、比較対象がなかったため、発生源、または球が形成された原因を突き止めることはできなかった」と述べた。

そして今回、外見の異なる新たな球が発見されたことを受け、州環境保護局は現在、それらの出どころの調査を進めている。

州環境保護局の業務運営責任者アダム・ギリガンは、声明の中で次のように述べている。「原因不明の汚染の調査は非常に困難ではあるが、ほかの政府機関とも協力し、本日から現地調査を開始して、あらゆる可能性を探っていくつもりだ」

「(ニューサウスウェールズ州の水事業者)シドニー・ウォーターの下水システムや、豪雨の際に溢れた水といった陸上の原因のほか、クルーズ船やそのほかの船舶といった海上の原因が考えられる。また、(雨水を下水系とは別のシステムで送る)雨水管系に、産業廃棄物を違法に排出した可能性についても調査している」

「ノーザン・ビーチ・カウンシルで今週発見された球についても、州内のほかのビーチで発見された球と同様の化学分析を進めている」

(翻訳:ガリレオ)

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