「最初にその話を聞いた時は『だからどうした。電話会談をする次期大統領のそばに次期副大統領がいるのは普通だろう』と思った」とボルトンは述べた。「そこでハッとした。イーロン・マスクは副大統領<候補>でさえないんだ、と」

「これは実にトランプらしいエピソードだと思う」と、ボルトンは続けた。「2016〜17年にかけての政権移行期にも同じようなことがあった。周知の通り、トランプは立場をわきまえたり決まりを守るのが得意ではない。勇み足は避けたいが、このエピソードを見る限り、(トランプの執務室でもある別荘の)マールアラーゴはいまも秩序と安定には無縁なままだ」

トランプは2023年1月、トゥルース・ソーシャルにこう書いた。「ジョン・ボルトンは政権内でも特にばかな人間だと分かってはいたが、それでも私は奴をうまく使いこなした」

一方でトランプ前政権で首席補佐官を務めたジョン・ケリーは2023年10月、CNNに対し、トランプについて「アメリカの理念やアメリカとは何かについてまるで分かっていない人物」だと述べた。

「専制君主や残忍な独裁者を賛美し、アメリカの民主的な制度や憲法、法による統治に対しては軽蔑しか抱いていない人物だ」

【随時更新】トランプ政権2.0
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