私が知っている数人のホームレスは、自分たちの安定したアルミ缶「サプライチェーン」を持っているので、まだその影響を受けておらず、心配もなさそうだ。

彼らの「サプライチェーン」とは、簡単に言えば、こういうことだ。彼らと、一部のビル管理人や住宅地のおじいさん・おばあさんとの間に、ある種の了解と黙認が成立している。決まった時間にゴミ捨て場からアルミ缶を持って行くかぎりは、決して「自分勝手」な行為と見られず、通報されたり、罰金を科されたりすることが避けられるという。

日雇い労働、アルミ缶以外の資源回収、ゴミ箱から食べ物...

2つ目は、建設現場での日雇い労働者としての道。

これは工事現場での肉体労働なので、身体が弱いお年寄りにはできない。請負業者は、原則として65歳以下のホームレスしか雇わないという話も聞く。

3つ目は、アルバイトや修理サービス。

公園や道路や河川敷などの清掃作業とか、店の広告看板を持って街頭で宣伝を行うこととか、個人で自転車修理のサービスなど、さまざまだ。

4つ目は、アルミ缶以外の回収可能な資源を集めて売る商売。

主に、廃棄されたケーブルや金属ゴミなどを集めて売る。中でも、銅線や各種のフライパンの売価が比較的高い。フライパンはアルミと鉄をミックスして出来た商品なので、売るために、アルミと鉄を分ける手作業が必要だという。

他にも、古本や古雑誌、段ボール箱などを集めて売るホームレスもいる。

日本社会は食品の賞味期限をとても重視している
【関連記事】