大切なことは、「これまでに触れたことがない」だ。同じものに触れても世界は広がらない。読んだことのない本、会ったことのないようなタイプの人と触れ合ってみると、世界は広がるだろう。

そのときに「この人とは違う」と自分の身を守りがちだが、それでは何の意味もない。違うことを楽しむことが大切だ。

 

3つ目の理由は、「過程を楽しめていない」からだ。たとえば、夢の途中であるとか、結婚したいけどできないでいるとか、もっと仕事をバリバリしたいけど実力が伴ともなわないなどのように、どうなると幸せかを自分はわかっているが、それが叶っていない夢の途中にいるから今は「いいね!」とは言えないという状態だ。

自分が思う最高の状態がわかっていてまだ実現していないのであれば、「いいね!」と言いにくいかもしれない。しかし、その過程を楽しむことはできる。

夢は叶ってしまえば現実でしかない。あんなに心がウキウキしていたこともすぐに慣れてしまい、もっと大きな次の夢を見始める。人は満足することなく、もっともっとを求める生き物だ。

叶うことだけが「いいね!」だとすると、人生の大半は「いいね!」ではない時間になってしまう。チャレンジすること自体を心から楽しみ、そんな自分にも「いいね!」をしてあげよう(というよりも、楽しいと思えるチャレンジだけをしたほうがいい。そうでないと続かないから)。

最後になるが、4つ目の理由として「やっていない」という理由もある。理想もそこにたどり着く方法もわかっているけど、なぜか一歩が踏み出せないという状態だ。

人は変化を怖れる生き物なので、現状を変えたいと頭では考えていても、ついつい昨日と同じ毎日を過ごしてしまうこともある。

この解決アイデアとしては、自然に行動してしまうほど心からワクワクする未来を描くか、もうガマンできなくなるまで「いいね!」とは思えない毎日を過ごしてみるかのどちらかだ。

いずれにせよ、周りの人が変えてくれることはない。自分の背中は自分で押すしかないのだ。

河田真誠

1976年生まれ。しつもん経営研究所 (有)代表取締役。集客、 問題解決、マネジメント、営業など、企業コンサルティングでの「しつもん」のノウハウをまとめて、「しつもん経営」としてプログラム化し、多くの企業にコンサルティングや研修として提供している。著書に『革新的な会社の質問力』(日経BP)など多数。

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  河田真誠[著]
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