ペリコは警察の取り調べで、2011年に退職してパリを離れる前から妻に薬を飲ませていたこと、妻と共に移り住んだプロバンス地方の小さな町マザンの家に男たちを招き入れ、夫婦の寝室で妻を襲わせたことを認めた。

警察は動画で72人が犯行に関与したと結論づけたが、身元を特定できない男たちもいた。ペリコは彼らに相手に気づかれずに薬を飲ませる方法を教えただけでなく、求められればトランキライザーも分け与えた。

ペリコをはじめ被告の一部はレイプしたことを認めたが、動画の証拠を突きつけられても、否認をとおした被告もいる。この事件をきっかけに、フランスでは性犯罪を取り締まる法律を改正し、明白な合意のない性行為は全てレイプとすべきだとの議論が巻き起こった。

「彼らは私をボロ人形かゴミ袋のように扱った」と、ジゼルは法廷で証言した。

ボブカットと丸いサングラスがトレードマークのジゼルのイラストは性暴力を告発する運動のポスターなどに使われ、裁判中には彼女に触発された多くの女性たちが裁判所前に結集した。

女性たちは「恥じるべきは加害者の側だ!」「ジゼル、私たちはあなたの味方!」といったスローガンを叫び、法廷入りする被告人たちに「あなた方の顔は忘れない」「恥を知れ」などと厳しいセリフを浴びせた。

検察はドミニク・ペリコに懲役20年を求刑していて、遅くとも20日には判決と量刑の言い渡しが行われる予定だ。

<追記>20日の裁判で、夫を含む51人の被告は全員有罪になり、なかでも夫は禁錮20年の最長刑を受けた。

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【画像】休暇中のペリコ夫妻
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