[ロンドン 7日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行、BOE)のカーニー総裁は、7日の英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで、中央銀行は10年前の世界金融危機で政策手段を使い切った状態がなお続いているので、今後の急激な経済の落ち込みを回避できないかもしれないとの見方を示した。

カーニー氏は「全ての主要中銀に残された手段が以前に比べてずっと乏しいというのが一般的な真実で、私の意見ではこの状況がしばらく続く。そこでもしさらに深刻な景気悪化が起きれば、通常の景気後退時より大規模な刺激策(が必要で)、金融政策面で重要な余地があるかどうか不透明だ」と述べた。

BOEの政策金利は0.75%と、金融危機対応レベルをわずかに上回るにすぎない。米連邦準備理事会(FRB)は昨年3回も利下げしている。

それでもカーニー氏は、昨年の米国とユーロ圏の利下げが借り入れや支出を促進しつつあり、これらの効果が世界経済に波及し始めていると強調した。

また同氏は、各国政府が財政支出や税政策を通じてもっと成長てこ入れできるとの従来の考えを繰り返した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。