ガザ地区戦闘の余波
情報筋によると、ヒズボラは内戦初期にアサド政権を支援していたが、過去1年間にイスラエルとの戦闘のために多くの精鋭戦闘員をシリアから撤退させていた。
シリアでの反体制派の攻勢は、イスラエルとヒズボラの停戦が発効した11月27日に始まった。情報筋によると、ヒズボラはこの戦闘による大打撃からの組織立て直しに集中しており、シリアで大きな戦闘に関与することを望んでいなかった。
アサド政権崩壊は、ヒズボラの後退に続いてイランの中東地域における影響力に重大な打撃を与えたと言える。対照的にシリアで最も強力な外国勢力となったように見えるのはトルコだ。
トルコはシリアからの難民を送り返す道筋を確保しただけでなく、シリアの北東部を実質的に支配するクルド人グループの力を抑えたいと考えている。これらのグループは、トルコがテロ組織と認定するクルド系団体とつながりがあるためだ。
こうした中、反体制派による攻勢作戦の一環としてトルコを後ろ盾とするSNAは、クルド人グループの支配地域に属していたテルラファートなどを掌握。トルコの治安当局筋によると、8日にはクルド人グループを押し返して反体制派が北部の都市マンビジに突入したという。
[ロイター]

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます