[ワシントン 29日 ロイター] - 米民主党は29日、下院が実施しているトランプ大統領の弾劾調査を巡り、関係者の証言を公開で行う方針などを盛り込んだ決議案を明らかにした。週内にも採決が行われる可能性がある。

共和党は弾劾調査が非公開証言の形で行われていると批判してきた。

決議案では、下院情報特別委員会が関係者の聴取を公開で実施するとしているほか、最終的に訴追を勧告するかどうかを判断する下院司法委員会での手続きにトランプ氏の弁護士の参加を認める内容を盛り込んでいる。

また情報委に対し、機密情報を保護した上で調査報告書を公表するよう求めている。

これまでの調査ではトランプ大統領や同氏の弁護士が関係者の証言などから締め出されていたことから、共和党はトランプ氏の権利が侵害されていると批判してきた。決議案では、トランプ氏の弁護士にも、証人に質問をしたり、証言内容に反論したりする権限を与えている。

これまでに実施された非公開証言の記録公開も認める。

共和党が関係者に証言や資料提出を求めることも可能になるが、召喚状を出すかどうかの最終決定権は民主党にあるとしている。

トランプ大統領や共和党議員は、民主党のペロシ下院議長が下院全体の承認を経ずに弾劾調査を開始したことを厳しく非難してきた。米国憲法は弾劾調査の進め方を巡り下院に幅広い権限を与えている。

民主党下院議員はごく少数を除いて弾劾調査を支持しており、決議案の可決はほぼ確実とみられる。

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