NewJeansがNewJeansじゃなくなる日

もっとも、ADORを退社したミン・ヒジンは、すでに投資家と接触して新会社設立のために動いているという見方もある。もともと、HYBEがADORの監査を行った春の時点で、ミン・ヒジンがシンガポール投資庁、サウジアラビアの投資会社などに会社売却を検討したという文書が発見されており、さらにNewJeansメンバーのヘインの叔父がネットワーク関連機器のメーカー「ダボリンク」で取締役に就任予定だったことから、この会社がミン・ヒジンの新会社設立に投資するのではないかという説も流れたりした。

ただ、A)のパターンであっても、ミン・ヒジンと合流した場合はNewJeansの名称や楽曲は使えなくなりそうだ。実際、11月16日、NewJeansが2024コリアグランドミュージックアワードで大賞を受賞したときに、ハニは「私たちがいつまでNewJeansなのか分からないが、それでも5人とバニーズ(ファンの愛称)が作った仲を邪魔できることはないと思って...。 最後まで団結しましょう」と、ダニエルは「NewJeansでなくても...。 NewJeans never die」と意味深長なコメントを残した。この発言は契約解除後の展開を想定したものだとみられている。

 

また、A)B)どちらのパターンであっても、ミン・ヒジンの新会社と移籍するメンバーの活動に対して、HYBEがメディアなどに圧力をかけ、その活動を妨害することも想定される。なにより、契約解除に関する訴訟は1年以上はかかると想定され、その期間はNewJeansのメンバーはまったく活動ができなくなってしまうことが予想される。

果たして、NewJeansメンバーたちの決断はどうなるのか。その結果が明らかになるのはもう間もなくだ。

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます