[東京 9日 ロイター] - 正午のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ドル安/円高の111.32/34円。原油先物相場は引き続き堅調で、一時64.77ドルと5カ月ぶり高値を更新し、原油高/ドル安、資源国通貨高/ドル安の様相を呈している。

米長期金利は2.51%台としっかりだが、「新たなトランプリスク」(外為アナリスト)の浮上で、金利高でもドル高になりにくいという。

トランプ米大統領は8日、イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」をテロ組織に指定した。米国が外国の国家機関である軍隊をテロ組織として指定するのは初めて。

米国の動きを受け、イラン国家安全保障最高評議会(SNSC)はこの日、米国の軍隊を「テロ組織」に指定した。[nL3N21Q3IW]

市場では「テロ当事国の通貨を好んで買う参加者はいない」(国内アナリスト)との意見も聞かれた。

欧州連合(EU)離脱期限を12日に控えた英ポンド<GBP=D4>は1.3077ドル付近、英ポンド/円は145円半ばでこう着気味。週末にかけて何が起きるか分からないという視界不良により、誰も手が出ないという。

「AI(人工知能)は憶測では動けない。他の市場参加者も、先が見通せないので動けない」(FXプライムbyGMO、常務取締役・上田眞理人氏)とされ、合意なき離脱を織り込んでない市場では、実際12日にノーディールが判明すれば、1.25ドル方向へのポンド安が見込まれるという。

メイ首相は5日に、トゥスクEU大統領に書簡を送り、最長で6月末までのブレグジット延期を要請した。英国内では与野党協議により、欧州議会選挙前の5月22日までの離脱を目指しているが、協議は想定どおり難航している。

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