対する高市氏は安倍晋三元首相の後継として保守層党員の支持を広く受けているが、石破政権下の2度の国政選挙で、前回総裁選で推薦人を務めた議員が9人も「退場」し、党内支持勢力の退潮は隠せない。
保守票が高市氏と重なる小林氏も推薦人7人を失ったが、今回の選対には浜田靖一前国対委員長と石井準一参議院国対委員長をそろえ、国会対策を不安視させない構えを見せている。茂木氏は旧平成研の領袖、林氏は旧宏池会の座長で、旧派閥の基盤がある。
衆院で自公政権が過半数を超えるには、立憲民主党、日本維新の会、国民民主党いずれかと手を組むことが必要だ。
「大阪副首都構想」を掲げる維新の吉村洋文代表・藤田文武共同代表、「手取りを増やす」政策を追求する国民民主の玉木雄一郎代表・榛葉賀津也幹事長、あるいは立民の野田佳彦代表・安住淳幹事長らとの関係が重要となる。
一方で連立政権を組む公明党の斉藤鉄夫代表は「保守中道路線で、理念に合った方でなければ、連立政権を組むわけにはいかない」と発言している。
強硬保守と目される高市氏を牽制する形だが、高市氏であればリベラル色の強かった石破政権で自民党から離反し、参政党や日本保守党支持に転じた保守層が戻ってくるという観測もある。