日本の選挙も、海外の人々から見ると「不思議」「異様」に映る。
タスキやハチマキをして、選挙カーから拡声器で名前を連呼する光景は、海外のSNSでも話題になる。ヨーロッパなどでは、候補者はテレビなどのメディアで政策を訴えるのが普通である。
また、日本では街じゅうに選挙ポスターが貼り出されるが、どのポスターも目立つのは顔写真と名前ばかりで、肝心の政策は小さな文字。大半の人々は立ち止まることなく通り過ぎていく。
そんな選挙戦を経て議員となった先生方の所属政党がコロコロと移り変わるのも、日本独特の光景。とりわけ比例代表で当選した議員が離党しても職を続けられるというのは、どうにも道理が通らない。
今年は秋までに衆議院選挙が行われる。「選挙を経て国がよくなっていく実感」とは、どうしたら得られるのだろう。
「彼には投票したくないね」と思う時期がまたやって来る。
<2021年2月2日号掲載>
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由