日本の選挙も、海外の人々から見ると「不思議」「異様」に映る。

タスキやハチマキをして、選挙カーから拡声器で名前を連呼する光景は、海外のSNSでも話題になる。ヨーロッパなどでは、候補者はテレビなどのメディアで政策を訴えるのが普通である。

また、日本では街じゅうに選挙ポスターが貼り出されるが、どのポスターも目立つのは顔写真と名前ばかりで、肝心の政策は小さな文字。大半の人々は立ち止まることなく通り過ぎていく。

そんな選挙戦を経て議員となった先生方の所属政党がコロコロと移り変わるのも、日本独特の光景。とりわけ比例代表で当選した議員が離党しても職を続けられるというのは、どうにも道理が通らない。

今年は秋までに衆議院選挙が行われる。「選挙を経て国がよくなっていく実感」とは、どうしたら得られるのだろう。

「彼には投票したくないね」と思う時期がまたやって来る。

<2021年2月2日号掲載>

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 進化する世界の鉄道
2026年10月20日号(10月14日発売)は「進化する世界の鉄道」特集。

鉄道黄金期を迎えたヨーロッパを旅する――コリン・ジョイス(ジャーナリスト)/豪快かつ特異なアメリカ大陸鉄道史/膨張する中国鉄路の野望/「夢の超特急」リニアの現実/韓国、アフリカ、インド……世界を駆ける鉄道新事情

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます