A:あなたの内省と自己認識の能力には驚きと称賛を禁じ得ません。人生を通じて追い掛けてきたものが間違いだったと認めて、針路を変えるのは簡単ではありません。でも、今ならまだ間に合います。

まずは私にしたように、お子さんたちに対して率直に今の気持ちを伝えてください。手紙を書き、自分の人生の優先順位が変わったこと、これまでの後悔、もっと2人と親しくなりたいと思っていることを伝え、謝るのです。いまわの際でなく今、この気付きを得られたのは幸運です。良き父親としての数十年がまだ残っていますから。

あとはお子さんたちの歩み寄りを待つだけです。この程度のネグレクトなら、家庭内暴力などより、ずっと傷は浅いはず。上のお子さんは大学生なので、交流には骨が折れるでしょうが、下のお子さんは不器用でも償いをしようとする父の姿から何かを学ぶと思います。お子さんたちに渋い顔をされても、一緒に映画や音楽を楽しんだり、旅に出たりしてみてください。

──ニコール・クリフ(ライター、スレート誌人生相談員)
©2020 The Slate Group

<本誌2020年3月24日号掲載>

【関連記事】
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます