「まん防」は効いている......負の方向に
「感染症有事対応の抜本的強化」を掲げながら、いくら流行が拡大しても保健所に負荷をかけている疫学調査は続け、陽性となった患者へのファーストタッチを医療機関に任せる体制に移行しようとしない、有事に弱い体制を続けている。濃厚接触者の見直しも後手に回った。
岸田政権の「まん防」は確かに効いている、それも負の方向に。街を出歩く人は減り、飲食店の需要は一気に冷え込んだ。まさに政策の効果だ。だが感染者の増減と大きな関係はないだろう。冷え込ませすぎた対策のツケは国民が支払う。派閥の力学以上に社会に気を配ってほしいところだが、果たして岸田にできるのか。本書を読む限り心もとない。
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