[東京 26日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>が26日発表した2018年4―6月期連結決算では、営業利益が前年同期比28.8%減の1091億円となった。欧米を中心に販売が落ち込んだことが響いた。原材料価格の上昇や為替影響なども利益を圧迫した。

19年3月期通期は従来予想を据え置いた。

田川丈二常務は会見で、4―6月期について「米国と欧州の販売の影響が大きかった」と説明。中国、ブラジル、中東、タイといった、これまで同社にとって厳しい市場はやや回復し、購買コストの削減はプラスに寄与したが、「残念ながら、原材料価格の上昇と為替の影響が相殺できなかった。厳しい結果と受け止めている」と述べた。

4―6月期の営業利益は、販売減少などで前年同期から681億円、原材料高で270億円、為替の影響で193億円、研究開発費や生産費用の増加で187億円それぞれ悪化した。

世界販売は同3%減の131万台だった。

地域別では、欧州販売は12.7%減の16万2000台。欧州の営業損益は47億円で、赤字幅が前年同期から20億円拡大した。

北米販売は同9.5%減の48万2000台。営業利益は2.6%減の495億円だった。減益だったものの、インセンティブ(販売奨励金)の削減を推進し、前年同期の36%減からは減益幅が縮小した。田川常務は「下期以降、新車が入るタイミングで、収益改善やインセンティブの減少を実現させていきたい」と語った。

日本での営業利益は39.5%減だった。米国向けの輸出が減ったほか、研究開発費の増加が響いた。国内販売は0.8%減。今後は一連の不正問題などの影響が懸念されるが、田川常務は7月のこれまでの受注は「(前年同期比で)5%近いプラスで推移している」といい、影響は出ていない、とした。

米国は6月からカナダ、メキシコ、欧州連合(EU)から輸入する鉄鋼とアルミニウムに対して追加関税を導入したが、日産は現地で調達しているものが多く、田川常務によると、今のところ影響は「ほとんどない」。ただ市況が上昇しており、期初に見込んでいた、通期で800億円という原材料高のマイナス影響に対し「追加で(マイナスの)影響が出て来る可能性がある」という。

*内容を追加します。

(白木真紀)

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