中国国家外為管理局(SAFE)の王副局長は22日の会見で、最近の中国からの資本流出は「正常」な動きであり、キャピタルフライト(資本逃避)の兆候はないとの認識を示した。

 政府は、中国経済の見通しは明るく、今後も国際収支の均衡を維持できると確信していると述べた。

 最近の資本流出について、企業と個人の外貨保有意欲の高まりに加え、企業が外貨建て債務の構造を調整し、海外への投資を増やしていることが主な要因と指摘した。

 王副局長はまた、最近の外貨準備の減少は制御可能な範囲にとどまっており、8月の人民元改革を含む第3・四半期の政府の対応は大規模な介入ではなく、通常の措置と説明。

 人民元改革は、国境を越える資本の動きが将来安定化することに寄与するとし、人民元改革と資本の流出に直接的な関連はみられないと述べた。

 SAFEは、国境を越える資本の動きについて監視を強化するとともに、短期間に大量の資本が国境を越えて動くのを抑制するため、外貨取引手数料やトービン税を含めた措置を検討していく方針を示した。

[北京 22日 ロイター]
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