つまり、もし中ロとの差別化を図るなら、G7のなかの方針も調整する必要がある。

もっとも、冷戦終結後の30年以上、人権や民主主義をアピールし続けてきた欧米が、すぐに寡黙になれるとは思えない。

だから、G7広島サミットの共同宣言で「普遍的価値観を共有する各国が結束して...」といった欧米好みの文言が盛り込まれても、いわば仕方ない。

むしろ、表向きの花を欧米にもたせても構わないが、実態としてプラグマティズム重視の方針に静かにシフトできるかの方が、はるかに重要だろう。

大事なのはG7サミットという「祭り」より「祭りの後」だからだ。

※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。

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