[東京 9日 ロイター] - 世耕弘成経済産業相は9日、閣議後の会見で、10日にベルギーのブリュッセルでマルムストローム欧州貿易担当委員、ライトハイザー米通商代表と三極貿易大臣会合を行うことを明らかにした。両者とは個別会談も行う。

同相は米国による鉄鋼アルミニウムの輸入制限措置について、「単に米国のみならずアジア地域を含む世界の鉄鋼アルミ市場を混乱させる懸念がある」と述べ、ブリュッセルでの三者協議でも遺憾の意を示したいとした。

また措置の対象からの除外について交渉窓口となっている米通商代表には、措置の詳細を確認して日本の立場を伝えると述べた。

米国に対する日本政府の対応については、「世界貿易機関(WTO)の枠組みのもとで必要な対応を検討するとともに、対象からの除外についても米国に引き続き働きかけたい」と述べた。

WTOに提訴するということか、との質問には「日本は自由貿易体制を堅持していく立場。個別に報復措置を打つ、一方的措置の応酬はどの国の利益にもならない」としたが、現時点で何か具体的に決まっていることはないとした。

EUに対しても、一方的措置の応酬に陥ることはどの国の利益にもならないということを伝えたいとも述べた。

*内容を追加しました。

(宮崎亜巳)

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