第2の懸念材料は、石破の不安定な国内基盤だ。もし防衛費の増額が財政を逼迫させれば、立場はさらに弱体化するだろう。
トランプは相手に敬意を払う基準として、世論調査と国内基盤の強さを見る傾向がある。長期間敬意を払っている外国首脳は、権威主義国家のリーダー(中国の習近平〔シー・チンピン〕国家主席、ロシアのプーチン大統領、ハンガリーのオルバン首相)である場合が多い。
もし石破の国内基盤が脆弱なままで、安倍の「後光」も時間とともに弱まるとすれば、どんなに空気が読めて、どれほど準備が万全でも、トランプが石破を持ち上げ続けることはない。
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。
米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由
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