<中国は上海協力機構(SCO)首脳会議と抗日戦争勝利80年記念の軍事パレードを立て続けに開催。金正恩やプーチンらを迎え、まるで覇権を誇示するかのような舞台となったが、同時に脆さも>

中国では8月31日から9月1日まで天津で上海協力機構(SCO)の首脳会議が行われ(今年で25回目)、正式加盟10カ国に加えて計10数カ国の首脳級が来訪。その中には昨年カザフスタンでの首脳会議には欠席した、インドのモディ首相がいた。

続いて3日、北京では抗日戦争勝利80年記念式典で、1万人強の軍人を動員した大軍事パレードが行われた。ここで最も注目を引いたのは、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記の参列。

ロシアのウクライナ戦争を支援した見返りで核ミサイルを開発した北朝鮮は、中国に一人前の国家と認められ、パレードの場ではロシアのプーチン大統領、習近平(シー・チンピン)国家主席に並んで意気揚々と登場した。セルビアやキューバ、コンゴ共和国など遠隔国の首脳の姿も見られた。

これで、ユーラシアでの中国覇権のようなものが固まった。ロシアは今、ウクライナ戦争で中国の支援がぜひとも必要なため、中国の意のまま。

これまで中国に何かと盾突き、昨年の外交関係樹立75周年の祝いぶりを抑えていた北朝鮮も、今回は金正恩自らがやって来た。北朝鮮の指導者が抗日戦争勝利の式典に参加したのは、実に66年ぶりのことだという。

中国の「覇権」は絵に描いた餅
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