森喜朗女性蔑視発言は、なぜ沈静化しないのか──ジェンダー対立に留まらない5つの論点

2021年2月10日(水)18時43分
安川新一郎

今回の森会長発現の余波が全く収束する気配をみせないのは、「高齢のトップが女性差別的と取られる失言をして翌日撤回謝罪した」ということに留まらない、いや留まらせてはいけない構造的な論点を多く含むからだ。

それは、多くのこれまでの昭和日本の象徴である①男性優位、②長老支配、③內部(身内)の論理優先、④理念よりも義理人情という4つの論点において、ここで社会が大きく舵を切るのか否かの分水嶺だと、国民が直感し注視している。

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