「お上」に従う電力会社を優先審査する原子力規制委員会の裁量行政

2014年3月19日(水)15時27分
池田信夫

 全国の原発を止めたまま安全審査をしている原子力規制委員会は、九州電力の川内原発1、2号機を「優先審査」することを決めた。今まで6原発10基を並行して審査していたが、今後は川内の審査を優先し、夏までに「合格」の審査結果を出す見通しだ。当初は稼働実績があって有利とみられていた関西電力の大飯3、4号機は優先審査の対象から外れ、今年の夏の電力供給は綱渡りになるおそれが出てきた。

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