ロシア外相、イラン核問題巡る紛争解決に向けた支援を再表明...イスラエルとアメリカへの非難も

ロシアのラブロフ外相(写真右)は6日、ブラジルのリオデジャネイロで開催された新興国グループ「BRICS」首脳会議でイランのアラグチ外相(同左)と会談し、イランの核問題を巡る紛争の解決を支援する意向を改めて示した。資料写真、4月撮影(2025年 ロイター/Tatyana Makeyeva/Pool)
ロシアのラブロフ外相は6日、ブラジルのリオデジャネイロで開催された新興国グループ「BRICS」首脳会議でイランのアラグチ外相と会談し、イランの核問題を巡る紛争の解決を支援する意向を改めて示した。
ロシア外務省が明らかにした。ラブロフ氏は会談で、イスラエルと米国が先月イランを攻撃したことを改めて非難。「国際原子力機関(IAEA)の保障措置対象の原子力エネルギーインフラの爆撃」も批判した。
ラブロフ氏はイランの核開発計画を巡る全ての問題は外交を通じて解決する必要があると強調。「互いに受け入れ可能な解決策の模索を支援する用意がある」と表明した。
アラグチ氏は先月の12日間の交戦のさなかにモスクワを訪問し、ロシア側と会談した。
ロシアは仲介役を務める用意があると述べており、イランのウランを保管することも提案している。


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