最新記事

ワクチン

米モデルナ、ファイザーを提訴 コロナワクチンのmRNAの特許侵害で

2022年8月27日(土)11時35分
モデルナの新型コロナウイルスワクチン

米バイオ医薬大手のモデルナは26日、米国で承認された新型コロナウイルスのワクチンを巡り、自社が開発した技術を模倣したとして、米ファイザーと独ビオンテックを提訴すると発表した。(2022年 ロイター/Mike Segar)

米バイオ医薬大手のモデルナは26日、米国で承認された新型コロナウイルスワクチンを巡り自社が開発した「メッセンジャーRNA(mRNA)」と呼ばれる技術を模倣したとして、米ファイザーと独ビオンテックを提訴した。

モデルナは損害賠償を求め、米マサチューセッツ州の連邦地方裁判所に訴訟を提起。ドイツのデュッセルドルフ地方裁判所にも提起する。損害賠償額は未確定としている。

モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は「数十億ドルを投じ、特許を取得した革新的なmRNA技術を守るために提訴した」と説明。ワクチン接種をやめさせることは意図していないとした。

ファイザーの広報担当は電子メールの声明で、訴状を精査中としつつも、ファイザー・ビオンテック製コロナワクチンが「ビオンテック独自のmRNA技術に基づき、ファイザー・ビオンテック両社によって開発されており、今回の訴訟に驚いている」とコメントした。

ビオンテックもこの訴訟を「残念」とした上で、この技術は同社独自のものだと断言。「特許侵害の疑いに対しては断固として戦う」とした。

米株式市場では、ファイザーの株価が2.2%、モデルナが3.7%それぞれ下落。ビオンテックの米国預託証券は4%安となった。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2022トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、NATO支持再確認 「必要なときに米を

ワールド

トランプ氏との会談望む、同盟国から安全保証の明確な

ビジネス

米12月ISM非製造業指数、54.4に上昇 雇用が

ワールド

ベネズエラ原油、米に無期限供給へ 制裁も緩和か=報
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじゃいる」──トランプの介入口実にデンマーク反発
  • 4
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    トランプがベネズエラで大幅に書き換えた「モンロー…
  • 8
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    若者の17%が就職できない?...中国の最新統計が示し…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 4
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中