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牧師夫妻、教会の地下室に8人を監禁していた 最長14ヶ月...米

2022年1月28日(金)12時15分
青葉やまと

ふつうの民家に、唯一の奇妙な状況

付近の女性住民は米FOXアトランタ支局の取材に対し、現場となった住宅は一見してふつうの民家であり、とり立てて不自然な兆候には気づかなかったと証言している。

ただしこの女性は、1点だけ気にかかっていたことがあったという。住宅から恒常的に「甚大な量のゴミ」が排出され続けていたのだ。近隣住民の知らない8名が地下で暮らしていたことで、一般家庭では考えにくい量に達していたものとみられる。民家または教会ではなく、恒常的に多数の人が暮らしていることを示す小さなヒントとなっていた。

Elderly people found locked inside basement of Griffin pastor's home


牧師側の弁護士は、監禁の事実を認めない構えだ。「このホームの誰もが自由意志にもとづいてここに滞在しており、来るのも去るのも好きなようにできた」と主張している。ただし、ドアが内側から解錠できない状態であったことについては、とくに説明がない。

弁護士は捜査当局に対し、グループホームは監禁のための施設ではなく、貧しい者への施しであったと反論している。教会はミッションとして、「ホームレスに住まいを与える」などを標榜している。

さらに弁護士は、グループホームは州に登録されており、警察発表は「誤りに満ちている」と述べる。一方、米ヒル紙によるとこの弁護士は、少なくとも地域のゾーニング(土地区分)条例で定められた認証を得ていないことを認めた。

牧師は不法監禁の容疑で逮捕され、郡刑務所に移送された。当局は引き続き妻の捜査を進めているほか、夫婦が無許可でグループホームを運営していた疑いを視野に余罪を追求している。

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