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新型コロナウイルス

ヨーロッパが再びコロナ・パンデミックの中心に 世界の新規感染者の半数強

2021年11月13日(土)09時23分
モスクワ

欧州が再び新型コロナウイルス感染の震源になっている。域内では、クリスマスが近づく中、市民が嫌がるロックダウン(都市封鎖)再導入を検討する動きが出ている。写真はモスクワで7月撮影(2021年 ロイター/Tatyana Makeyeva)

欧州が再び新型コロナウイルス感染の震源になっている。域内では、クリスマスが近づく中、市民が嫌がるロックダウン(都市封鎖)再導入を検討する動きが出ている。

ロイターの集計によると、欧州は、世界の新規感染者の7日平均の半分強、死者数の約半数を占める。これはイタリアで初めて感染が拡大した昨年4月以来の高い比率だ。

ワクチン接種は順調に進んでいたが、インフルエンザの流行が予想される冬を前に頭打ちになっている。

欧州連合(EU)にアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを含む欧州経済領域(EEA)で、2回接種をした比率は約65%だが、数カ月前からペースが落ちている。

南欧諸国の接種率は80%程度だが、中東欧、ロシアは接種がなかなか進まない。

ドイツ、フランス、オランダでも感染者が急増している。オランダのメディアは12日、今週末にも部分的なロックダウン(都市封鎖)が導入されると伝えた。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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