最新記事

気候変動

COP26を前に発表された、厳しすぎる気候変動の予測値

2021年11月1日(月)16時20分
コルム・クイン
大気汚染

RUI_NORONHA/ISTOCK

気候変動対策はもはや待ったなし──。

イギリスのグラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を前に、国連は地球の危機的な状況を発表した。

報告書によると、現行の温室効果ガスの削減目標を達成できても、2100年までに世界の気温は産業革命前と比較して2.7度上昇することが予想される。

気温上昇を2度に抑えることを目指すとした2015年のパリ協定を上回る数字だ。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)によれば、2度の気温上昇でも熱波と干ばつは激増する。

COP26では各国がより野心的に温暖化ガス削減に取り組む必要があるようだ。

■2.7度

現状が続いた場合の2100年までの地球の気温上昇

■30%

気温上昇を2度に抑制するために必要な温室効果ガスの削減率

■14倍

気温上昇2度の場合に起こり得る熱波の頻度

From Foreign Policy Magazine

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ・英首脳が会談、軍事共同生産構想を発表

ビジネス

関税の影響「予想より軽微」、利下げにつながる可能性

ワールド

イラン、カタールの米空軍基地をミサイル攻撃 米側に

ビジネス

米総合PMI、6月は52.8に低下 製造業の投入価
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 2
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 3
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事故...「緊迫の救護シーン」を警官が記録
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 6
    気温40℃、空港の「暑さ」も原因に?...元パイロット…
  • 7
    イタリアにある欧州最大の活火山が10年ぶりの大噴火.…
  • 8
    ホルムズ海峡の封鎖は「自殺行為」?...イラン・イス…
  • 9
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 10
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中