最新記事

SNS

バイデン政権、コロナ偽情報めぐりフェイスブックを批判「対応不十分」

2021年7月16日(金)10時22分
バイデン政権のサキ報道官(左)とマーシー医務総監(右)

米ホワイトハウスのサキ報道官(写真)はフェイスブックが新型コロナウイルスやコロナワクチンに関する偽・誤情報の拡散防止に向けて十分な対応をしていないと批判した。ホワイトハウスで撮影。写真はマーシー医務総監(2021年 ロイター/Tom Brenner)

米ホワイトハウスのサキ報道官は15日、フェイスブックが新型コロナウイルスやコロナワクチンに関する偽・誤情報の拡散防止に向けて十分な対応をしていないと批判した。

同報道官は、ソーシャルメディアプラットフォームで広がっているコロナワクチンに関する偽情報の約65%が、個人12人によって発信され、これら12人がなおフェイスブック上で活動していると指摘。「フェイスブックは有害な投稿の削除を巡り、より迅速に行動する必要がある」と述べた。

このデータはデジタルヘイト対策センター(​CCDH)が5月に公表したが、フェイスブックは集計方法に異議を唱えている。

フェイスブックの広報担当者は、政府の専門家、保健当局、研究者と提携し、「公衆衛生を守るため、新型コロナウイルスとワクチンに関する誤情報に対して積極的な行動」を取っていると説明。

「これまでに1800万件以上の関連誤情報を削除するとともに、規則に繰り返し違反しているアカウントを削除し、20億人以上の人々に弊社のアプリ上で新型コロナウイルスとワクチンに関する信頼できる情報を提供してきた」と述べた。

米国のマーシー医務総監も15日、新型コロナウイルスやコロナワクチンに関する偽情報が急拡大しており、パンデミック(世界的大流行)収束に向けた取り組みを脅かすと警鐘を鳴らした。ハイテク企業などに対しては、偽情報拡散防止に向けてアルゴリズムを調整するよう要請した。

マーシー氏は「健康に関する偽情報は公衆衛生への深刻な脅威だ。混乱や不信感を招き、人々の健康に害を及ぼし、公衆衛生上の取り組みを阻害する恐れがある」とし、偽情報の拡散抑制の必要性を強調した。

偽情報によってコロナワクチン接種をためらう向きが増えれば、防ぎ得る死につながる恐れがあるとし、「米国人の命が危険にさらされる」とも述べた。

また、オンライン上で疑わしい情報を拡散しないよう注意を促した。

米疾病対策センター(CDC)は14日、米国の新型コロナ感染者が前週比約11%増加したと発表。とりわけワクチン接種率が40%以下の地域で感染増が顕著だったと指摘した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・誤って1日に2度ワクチンを打たれた男性が危篤状態に
・インド、新たな変異株「デルタプラス」確認 感染力さらに強く
・世界の引っ越したい国人気ランキング、日本は2位、1位は...


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

インドネシア大統領、訪中取りやめ 首都デモが各地に

ビジネス

中国製造業PMI、8月は5カ月連続縮小 内需さえず

ワールド

ロシア軍参謀総長、前線で攻勢主張 春以降に3500

ワールド

イエメンのフーシ派政権首相ら死亡、イスラエルの首都
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:健康長寿の筋トレ入門
特集:健康長寿の筋トレ入門
2025年9月 2日号(8/26発売)

「何歳から始めても遅すぎることはない」――長寿時代の今こそ筋力の大切さを見直す時

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動ける体」をつくる、エキセントリック運動【note限定公開記事】
  • 2
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体」をつくる4つの食事ポイント
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害…
  • 5
    首を制する者が、筋トレを制す...見た目もパフォーマ…
  • 6
    「人類初のパンデミック」の謎がついに解明...1500年…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 9
    「体を動かすと頭が冴える」は気のせいじゃなかった⋯…
  • 10
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 1
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ女性が目にした光景が「酷すぎる」とSNS震撼、大論争に
  • 2
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット民が「塩素かぶれ」じゃないと見抜いたワケ
  • 3
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が下がった「意外な理由」
  • 4
    1日「5分」の習慣が「10年」先のあなたを守る――「動…
  • 5
    皮膚の内側に虫がいるの? 投稿された「奇妙な斑点」…
  • 6
    飛行機内で隣の客が「最悪」のマナー違反、「体を密…
  • 7
    25年以内に「がん」を上回る死因に...「スーパーバグ…
  • 8
    なぜ筋トレは「自重トレーニング」一択なのか?...筋…
  • 9
    豊かさに溺れ、非生産的で野心のない国へ...「世界が…
  • 10
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 7
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 8
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 9
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中