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感染症対策フランス、医療従事者のワクチン接種義務化 9月中旬から未接種では勤務できず
フランスのマクロン大統領は12日、国内の全医療従事者に新型コロナウイルスワクチン接種を義務付ける新規則を発表した。パリで7日撮影(2021年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
フランスのマクロン大統領は12日、国内の全医療従事者に新型コロナウイルスワクチン接種を義務付けるとともに、映画館入館や鉄道利用時などにワクチン接種またはコロナ陰性の証明書を提示させる新規則を発表した。
新規則は感染拡大を受けたもので、ワクチン接種は当面一般市民に義務化しないとしたが、未接種者を対象に規制を導入すると強調した。
テレビを通じて国民に演説し、「フランスの全国民への接種に向けて進まねばならない。それが通常の生活に向かう唯一の方法だ」と述べた。
ベラン保健相は、9月15日までに接種を完了していない医療従事者は勤務ができなくなり、給与も支払われないと説明。テレビ局LCIに対し、「全医療従事者が9月15日までに2回目の接種を完了しなければならない」と述べた。ただ、規則順守のためにどのような措置が取られるかは明らかにしなかった。
医療従事者や脆弱な人と接する専門職従事者へのワクチン接種義務化は欧州では広く適用されておらず、マクロン氏も先に、フランスでの適用の可能性を否定していた。しかし、接種ペースの鈍化に加え、主流となっている感染力の高いデルタ型変異株の感染急増で、政府が方針を見直したとみられている。
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