最新記事

米政治

アメリカ「世襲」政治家に注目集まる NY「名門対決」を裏で操るのは?

2021年4月13日(火)16時33分
マシュー・インペッリ
アンドリュー・ジュリアーニ(35)

元ニューヨーク市長の息子が州知事選に意欲 ERIN SCOTTーREUTERS

<来年のニューヨーク州知事選への出馬の意欲を見せるジュリアーニJr.が、スキャンダルまみれのクオモに挑む?>

アンドリュー・ジュリアーニ(35)は、元ニューヨーク市長でトランプ前大統領の個人弁護士としても知られたルディ・ジュリアーニの息子。当選経験はないものの、トランプ政権下で補佐官を務めた経歴を売りにして、来年11月のニューヨーク州知事選への出馬に意欲を見せている。

ジュリアーニはワシントン・エグザミナー誌の取材に対し、「勝つ自信がある」と明言。「トランプという名の人物を別にすれば、私が誰よりも優位だと思う」と言う。

民主党陣営の混乱も、ジュリアーニが強気の発言をする一因だろう。4期目を目指す現職のクオモ州知事は新型コロナ対策で人気を博したものの、今年に入って高齢者施設でのコロナ死者数の隠蔽問題やセクハラ疑惑が相次ぎ、苦境に立たされている。

クオモも著名な政治家一族の出身。ジュリアーニが出馬したら、ニューヨークを代表する政治家ファミリー同士の対決となるかも。背後にいるのは、もちろんトランプだ。

ニューズウィーク日本版 豪ワーホリ残酷物語
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年9月9日号(9月2日発売)は「豪ワーホリ残酷物語」特集。円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代――オーストラリアで搾取される若者のリアル

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米欧の経済的圧力、ロを和平交渉に向かわせる可能性=

ワールド

トランプ氏、対ロ制裁強化を示唆 「第2段階」に移行

ワールド

国連、ガザでの飢餓拡大阻止の猶予「急速に狭まってい

ワールド

米FRB、トランプ氏から完全に独立する必要ある=N
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:豪ワーホリ残酷物語
特集:豪ワーホリ残酷物語
2025年9月 9日号(9/ 2発売)

円安の日本から「出稼ぎ」に行く時代──オーストラリアで搾取される若者たちの実態は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給与は「最低賃金の3分の1」以下、未払いも
  • 3
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接近する「超巨大生物」の姿に恐怖と驚きの声「手を仕舞って!」
  • 4
    ロシア航空戦力の脆弱性が浮き彫りに...ウクライナ軍…
  • 5
    金価格が過去最高を更新、「異例の急騰」招いた要因…
  • 6
    コスプレを生んだ日本と海外の文化相互作用
  • 7
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 8
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習…
  • 9
    今なぜ「腹斜筋」なのか?...ブルース・リーのような…
  • 10
    「日本語のクチコミは信じるな」...豪ワーホリ「悪徳…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニングをする女性、異変を感じ、背後に「見えたモノ」にSNS震撼
  • 3
    眠らないと脳にゴミがたまる...「脳を守る」3つの習慣とは?
  • 4
    【動画あり】9月初旬に複数の小惑星が地球に接近...…
  • 5
    「あのホラー映画が現実に...」カヤック中の男性に接…
  • 6
    50歳を過ぎても運動を続けるためには?...「動ける体…
  • 7
    「生きられない」と生後数日で手放された2本脚のダ…
  • 8
    「よく眠る人が長生き」は本当なのか?...「睡眠障害…
  • 9
    「稼げる」はずの豪ワーホリで搾取される日本人..給…
  • 10
    「ディズニー映画そのまま...」まさかの動物の友情を…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 6
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 7
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 8
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
  • 9
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 10
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中