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極悪ネット性犯罪「n番部屋」は韓国の女性蔑視文化の産物

2020年3月30日(月)19時45分
テジョン・カン

チョを含む主犯格の逮捕だけでは、国民の怒りは収まらなかった。多くの人々は厳罰と捜査対象の拡大に加え、容疑者の身元公開を当局に要求。大統領府の請願サイトでは、身元公開への賛同者が250万人を突破した(韓国では人権上の配慮などから、容疑者の本名は原則非公開)。

チョを含む容疑者のフォロワー全員の個人情報の開示を求める請願への署名も約160万人に達した。いずれも請願サイトの歴代最多記録だ。

こうした声に押される形で、韓国警察は「博士」の身元と個人情報の公開に踏み切った。それによると──。

「博士」ことチョ・ジュビンは25歳。2018年に大学を卒業、専攻は情報通信だったという。学業成績は優秀で、複数の奨学金を受けていたとされる。学校の論文コンテストで1位になったこともあるようだ。学校新聞の編集長を務め、彼が書く社説はとても人気があったという。

From thediplomat.com

<2020年4月7日号掲載>

【参考記事】韓国激震 常軌を逸した極悪わいせつ動画SNS「N番ルーム」事件の闇
【参考記事】韓国、新型コロナウイルス対策でも役立った個人情報公開 性犯罪者はネットで住所も丸裸

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2020年4月7日号(3月31日発売)は「コロナ危機後の世界経済」特集。パンデミックで激変する世界経済/識者7人が予想するパンデミック後の世界/「医療崩壊」欧州の教訓など。新型コロナウイルス関連記事を多数掲載。

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