韓国政府は17日、入国者に対する検疫強化措置である特別入国手続きの適用対象を全ての国に広げると発表した。19日から実施する。新型コロナウイルスの国内感染者数の増加ペースが落ちるなか、水際対策を一段と強化する。
疾病予防管理局(KCDC)の同日の発表によると、国内の新型コロナウイルスの新たな感染者は84人で、1日の新規感染者数が3日連続で100人を下回った。2月29日のピーク時には1日で909人の新規感染が確認されていた。
感染者は累計で8320人。死者は2人増え、81人となった。
韓国政府はこれまで、中国、イタリア、イランからの渡航者に特別入国手続きを適用してきた。対象者は、発熱などの症状を報告するためのスマートフォンのアプリへの登録が義務付けられている。
保健福祉省の金剛立(キム・ガンリプ)次官は、欧州だけでなく米国とアジアで新規感染者が急増しているため、適用対象を全ての国に広げる必要があると判断したと述べた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領は16日、新規感染者の増加ペースが鈍化しているとして、新型ウイルス克服への自信を深めていると発言。ただ、保健当局はソウル近郊での大規模クラスター(集団)発生を受け、警戒を解いていない。
KCDCによると、17日は新型コロナ感染で入院していた患者のうち264人が退院し、退院者の累計は1401人となった。前週末は感染拡大が始まった1月以降で初めて、退院者が新規の感染者を上回った。
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