Jennifer Rigby Olivia Le Poidevin

[ロンドン 5日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は5日、一部乗客からハンタウイルス感染が確認されたクルーズ船について、ヒトからヒトへの感染が起きている可能性があるとの見解を示した。その上で一般市民へのリスクは低いと改めて表明した。

クルーズ船「MVホンディウス」はアフリカ西岸沖の島国カボベルデ沖にとどまっている。WHOの4日夜の発表によると、2人について感染を確認し、5人が感染の疑いがある。すでに3人が死亡(うち2人はオランダ人夫婦、1人はドイツ人)しており、重篤者も出ている。 

WHOは5日、最初の感染者は乗船前に感染してクルーズに参加したとみられると述べた。現在の優先事項は体調の悪い乗客2人を医療搬送することだとし、すでに医療スタッフが乗船し、追加の防護具を搬入したと説明した。また船内にネズミはいないと聞いているとした。クルーズ船はカナリア諸島へ向かう予定という。

ハンタウイルスは、齧歯(げっし)類の排せつ物や尿の粒子が空気中に飛散することで感染し、致死的な呼吸器疾患を引き起こすことがある。ただ人から人への感染は起きにくいとされる。

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