最新記事

感染症

中国、刑務所内で新型ウイルス蔓延 2カ所で234人が感染、複数の当局者解任

2020年2月21日(金)16時34分

中国当局は、新型コロナウイルスが湖北省以外の国内2カ所の刑務所で蔓延し、計234人が感染したほか、感染拡大の責任を問われた複数の当局者が解任されたと発表した。写真は中国で16日撮影(2020年 ロイター/CHINA DAILY)

中国当局は21日、新型コロナウイルスが湖北省以外の国内2カ所の刑務所で蔓延し、計234人が感染したほか、感染拡大の責任を問われた複数の当局者が解任されたと発表した。

ウイルス蔓延が確認されたのは中国北部・山東省の任城刑務所と東部・浙江省の十里豊刑務所。

任城刑務所では207人からウイルスへの陽性反応が出た。最初に1人の刑務官の感染が確認されたのは13日という。当局は山東省司法庁のトップを解任したほか、刑務所の7幹部も解雇されたと明らかにした。

山東省政府の于成河・副秘書長は感染拡大について、「(一部の政府部門が)義務を十分果たさず、仕事ぶりがまじめではなかったほか、感染拡大予防措置が不正確」なことを示していると述べた。

十里豊刑務所では今週に入ってから受刑者27人の感染が確認された。浙江省政府はソーシャルメディアで、同刑務所の所長と共産党トップが解任され、感染拡大に対する調査が始まったことを明らかにした。

また、ウイルス流行の中心地となっている湖北省は21日、省内の刑務所での感染者を盛り込んだとして、確認された感染者の総数を220人上積みした。ただ、診断された時期については明らかにしなかった。

[北京 21日 ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます



20200225issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年2月25日号(2月18日発売)は「上級国民論」特集。ズルする奴らが罪を免れている――。ネットを越え渦巻く人々の怒り。「上級国民」の正体とは? 「特権階級」は本当にいるのか?

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英中銀総裁、3月の利下げに含み 物価目標近づくと見

ワールド

米政権、10%の代替関税発動 15%への引き上げ方

ワールド

米国防長官、アンソロピックにAI軍事利用の制限撤回

ワールド

イラン外相、外交優先なら米との合意可能 公正な早期
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
特集:日本人が知らない AI金融の最前線
2026年3月 3日号(2/25発売)

フィンテックの進化と普及で、金融はもっと高速に、もっとカジュアルに

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 2
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 6
    3頭のクマがスキー客を猛追...ゲレンデで撮影された…
  • 7
    「極めて危険」──ゼレンスキー、ロシアにおける北朝…
  • 8
    IMF、日本政府に消費減税を避けるよう要請...「財政…
  • 9
    武士はロマンで戦ったわけではない...命を懸けた「損…
  • 10
    「IKEAも動いた...」ネグレクトされた子猿パンチと「…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医師がすすめる意外な健康習慣
  • 4
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
  • 5
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 10
    米国の中国依存が低下、台湾からの輸入が上回る
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 6
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中