英民間航空局(CAA)によると、英老舗旅行代理店トーマス・クックの経営破綻により海外で足止めされていた約1万6500人の旅行者が24日、英国に帰国した。

トーマス・クックの経営破綻が発表された23日午前の時点では、約60万人が同社を利用して海外旅行中だった。同社はホテルやリゾート施設、航空会社も経営している。

傘下の英航空会社は経営破綻後に運航を停止したため、カンクンやキューバ、キプロスなどの観光地から旅行客を英国に戻すため、政府と保険会社の支援が必要となっていた。

CAAによると、23日には臨時便64便により1万4700人が帰国。向こう13日間でさらに約13万5300人が戻る見通しという。

一方、ジョンソン英首相は24日、訪問先のニューヨークで、旅行会社はこうした事態に備えて保険に加入すべきとの見方を示した。

首相は「このように経営が悪化し得る状況下で、取締役などの役員が高額の報酬を受けることが正しいのかどうか、私には疑問だ」と表明。「旅行会社がこのような不測の事態に備えて、自社の事業に適切な保険をかける何らかの仕組みが必要だ」と語った。

また英労働組合ユナイトは、英航空会社の破綻に伴うコストを納税者、労働者、顧客が負担することを止める必要があると主張。「閣僚は必要に応じて、財務が悪化した英航空会社に公的管理下での事業継続を認める法律を制定しなければならない」とした。

ロンドン/ニューヨーク 24日 ロイター]]
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