オーストラリア政府は27日、中国当局が、中国系オーストラリア人作家の楊恒均(ヤン・ヘンジュン)氏をスパイ行為の容疑で正式に逮捕したと発表した。同氏は「厳しい状況」下で拘束されているという。

楊氏はオーストラリアと中国の間で緊張が高まる中、今年1月に中国南部の広州市で拘束された。

オーストラリアのペイン外相は、声明で「楊氏の健康状態と拘束環境について非常に懸念している」と表明。

「楊氏は7カ月以上も起訴されることなく、北京で厳しい状況下で拘束されている」とし、「この期間、中国は拘束の理由を説明しておらず、楊氏に弁護士や家族との面会も認めていない」と指摘した。

楊氏の弁護士は現時点で取材に応じていない。

楊氏は、最近の作品では中国の政治に触れるのを避けているが、2000年代初めに民主化運動で知られるようになった。

[シドニー 27日 ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2019トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます