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米朝首脳会談

米マティス国防長官「北朝鮮への支援、明確で不可逆的な非核化の実施後」

2018年6月4日(月)08時35分

 6月3日、マティス米国防長官は、北朝鮮が経済支援を受けられるのは核開発プログラムを終了するための明確で不可逆的な措置を講じた後になると強調し、米朝首脳会談に向けて困難な道のりが予想されると語った。写真はシンガポールで2日撮影(2018年 ロイター/Edgar Su)

マティス米国防長官は3日、北朝鮮が経済支援を受けられるのは核開発プログラムを終了するための明確で不可逆的な措置を講じた後になると強調し、米朝首脳会談に向けて困難な道のりが予想されると語った。

長官の発言は、6月12日にシンガポールで予定される史上初の米朝首脳会談で、米国が合意を急いでいるとの懸念に対応したもの。

マティス長官は、シンガポールで日韓の防衛相との会談の冒頭、「(首脳会談まで)困難な道のりが予想される」と発言。「われわれは北朝鮮に対するあらゆる国連安保理決議の履行を続ける。北朝鮮は、検証可能で不可逆的な措置を実施した場合にのみ、救済を受けることができる」と語った。

一方、小野寺五典防衛相は、北朝鮮の核問題は外交的に解決されるべきだが、日米韓の防衛協力はそのために重要だと語った。同相は会談後、記者団に対し、日米韓は北朝鮮に圧力をかけ続ける必要性で引き続き一致していると説明した。



[シンガポール 3日 ロイター]


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